はる研究院事業理念解説

我々は、企業の理念を三箇条の社志すなわち社の志、そして三箇条の社訓で表しました。

社志解説

【皆応天命】万物が天与の役割を全うするために奉仕する。

 

まず我々は、企業活動を通し、万物が天与の役割を全うできる姿を求めて働きたい、言いかえれば、あらゆるものが真に有効に活かされた世の中にするために役立ちたいと望んでおります。

 

それは、一つには、モノあるいは技術、そのほか何であれ、世の役に立つものをとりあげ発掘して世の中に出す働きをしたいという気持ちです。

 

人に関して言えば、世の役に立とうとする有為の人材と相結び、共に活躍したいという願いがあります。 また、世の中には人やモノなどが本当の意味で価値あらしめて使われないということもおこりがちです。

 

そういうことも含め、人類社会の色々な無駄の減少に貢献できる仕事をしたいという意志も、それに類をなすものです。

 

こうした点を要約し、第一に「皆応天命」-皆すべてが天命に応ずという意味の標語を立てました。

【人類向上】人類の進歩向上に貢献する。

 

次に、企業活動を通して、人類の進歩向上を助けるような働きをしたいという願いをもっております。

 

特に人間の心の進歩に役立つ仕事、たとえば自分自身を望ましくコントロ-ルする自律性を養えるような方法、また、いわゆる知的生産、知的行動の技術などを、研究し普及するといったことです。

 

心身の健康に関することもそれに連なるものです。

 

さらに、人間の教育において、大切なことを適切な時期を逃がさず実施できるようにすること、人間の偉大な潜在能力を十分引き出すことなど、可能性一杯、人を伸ばすのに役立つ仕事にしたいと希望しております。

 

これらの内容を「人類向上」という標語に託しました。

【世界平和】全宇宙の平和と幸福に寄与する。

 

第三に、企業活動を通じ、人間世界のみならず自然界を合わせた意味での、全宇宙の平和と幸福に役立ちたいと念願します。

 

自然界との調和の中で仕事を進めつつ、無用な争いや憎しみのない世界を築くために役立つ働きをし、人間を幸せにできる、また末代のためになる仕事、すなわち明日の人類社会の幸福に寄与できる仕事をしたいと願っております。

 

このような意味において「世界平和」という標語を掲げました。

社訓解説

【総員活化】全ての人材が完全燃焼できる仕事の場を作る。

 

第一に、すべての人材が完全燃焼できる仕事の場を作るということです。

 

その内容としては、まず、たとえば、仕事そのものを、携わること自体がうれしい気持ちになれるようなものにすることや、業績が形に残り、その仕事にやりがいを味わえるようにすることなど、自然に意欲を引き出し高めるような面白味を仕事にもたせるよう努力します。

 

更に、完全燃焼が助けられるように、たとえば、病気やケガをしても、再起して何等かの形で最大に役立てるように支援したり、あるいは若さや、一時の迷いで無茶をする人があっても、その人を包み込めるようにするなど、各人のつまづきがあったときに、助け合えるような集団としての企業にしたいということがあります。

 

また、いわゆる平凡で取得がないと思われるような人がいるとしても、この企業の中にあっては、結果として立派な働きができるように動かされていくような条件をも作り上げたいと考えます。

 

つまり、全体が個々人を支えて活かし通すような企業のあり方をめざします。

 

これらの点を標語に表し、「総員活化」としました。

【無限脱皮】自己革新を不可欠の業務として継続する。

 

第二に、自己革新を不可欠の業務として継続するということです。

 

まず、ひとつの側面は進歩したものをすかさず吸収していくような体質をもった活動にするということです。

 

常に先進性を保ち続けるために、絶えざる自己変革と進歩向上をはかり、世界の一流レベルでありたいと望んでいます。

 

もうひとつの側面は、たとえば、色々な意味で、企業にゼイ肉がつかないような形を工夫することや、様々なひずみによって表のきれいごとの裏で泣く人が出るような状態が決して発生しないように努めること、またいわゆる同族の弊が起こらないような企業にするといったことなど、自己浄化の機能が徹底して作用する集団にしたいのです。

 

このような点を「無限脱皮」というスロ-ガンで表しました。

【互恵共栄】互恵のつながりを身近に築き世界に及ぼす。

 

第三に、互恵のつながりを身近に築き世界に及ぼすということです。

 

まず、企業として世の役に立ち、社会から大事にされるようになることをめざします。

 

それは我々のつくる企業ネットワ-クの外からも存在を喜ばれるような、さらには無関係と思われる人々からも心で応援されるような企業をつくること、すなわち、広くあらゆる人に支持され、味方されるような企業あるいは企業集団になることであり、また世の中全体のためになることのみを事業化して行く姿勢でもあります。

 

そして、できる限り、あらゆる関係者が恩恵を被るような仕事の輪というものを創り出し、世にもたらす道を追究します。

 

この点を「互恵共栄」という標語に託しました。