ホームページ効果の実感

ホームページでセミナーの説明と日程を知り、参加の決断をした上で連絡がくるというケースが早速現れました。



初対面で何も知らない人に、口頭でそこにいたるまで 説明するとしたら、何と大変だったに違いなかろうと思います。



ホームページでは、その人の関心の分布によって、知りたいところから順に閲覧し、慎重を期すべきポイントは何度も読み、興味の中心から周辺の裾野までの必要な情報を押さえたうえで判断するという過程を、こちらが知らない間に当人によって進めてもらえます。



これから同様なことが起こるかどうかはまだ推測の域を出ませんが、将来を含めてあと二、三でもそうした事例が発生すれば、多大の手数投入に対しては報われた気がすると思います。



ホームページに来訪し読みはしたが、無言で立ち去って行った人も多くあるかも知れません。


それについてはさらに有り難いことです。


口頭で説明してもほぼ同じことが起こるはずのところを無負担で通り抜けられたわけですから。


むしろその方のボリウムの大きさに対して感謝すべきかも知れません。



思えばこれまで、顔と顔で出合わなければ話すチャンスもなく、総力で対話したからと言っても理解する人もしない人もあり、元々の可能性どおりになっていくことにさほど変わりはなかったのであり、一生涯に対話できる人の数にも限度があったわけです。



このことは、ひるがえって考えれば、せっかくホームページを作るのであれば、初対面の基本的コミュニケーションを代替するだけの対話効果をもつようにしたいということです。



読んだ情報に基づいて次に読みたいポイントが決まり、その人固有の辿り方で読み進む過程は、一種のやり取り・対話の作用を持ちます。



看板代わり、会社案内の印刷物代わり、注文書がわりという使い方もありますが、それだけではいかにも勿体ないと思える潜在力に着目したいところです。



(旧メッセージナウ2005年07月26日記事より)