2002年4月、新潟において「新生日本の青写真」をテーマとする研究合宿が行われ、レポートがまとめられました。
我々はかねて、人類社会が大転換期に臨んでいることを予測しています。
その節目の混乱期を乗り切ることも大切ですが、その後の新たな社会の建設のための準備は、人類の未来のために極めて重要です。
日本での明治維新の折にも、倒幕には成功したものの、新しい国家建設の路線に関してはあわや混乱という状況の中、坂本龍馬の船中八策と呼ばれる基本案があったために、それが明治政府の国造りの指針として役立ったのでした。
我々の研究成果のレポートがそうした役割を果たしうるものかどうか、機会あるごとに様々な角度から検討を加えてきていますが、内容の完成度に関しては、おおむね確信を深めつつあります。
これからも、さらに多方面からの高い見識に照らした改善点が見つかれば補正し、最も英知の集約された「新生日本のビジョン」としての内容を提示していきたいと考えています。
ここでは主立ったいくつかのポイントを紹介します。
『公益革命』
大和信春著
博進堂刊
952円+税
社会の苦しみの大本は、注目を逃れつつ社会に蔓延する反社会・反公益の動きにある。
公益に反するという意味で私はそれを「公損」と呼んで概念化した。
公損への鈍感、公損排除の不十分こそが富の偏在を生み、回り回って深刻な紛争や広範な弱者の犠牲につながっていくのである。
次の社会革命の機会に必要とされる、公損に着目し、公損を追放し、公益の損なわれない体制づくりにまで及ぶ根本改革「公益革命」を進めていくための提言書。
はる研究院
(ヤマトリサーチ、大和信春)
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