今一番叫びたいこと  2005.8/16

日本の将来は結局、次世代型シンクタンク要員の発掘・養成にかかっていると、様々な角度から同じところに行き着きます。

一般にはそういう認識の無いことは充分承知していますが、やはり国家的、世界的もしくは歴史的な転原はその一点に帰するようです。

これはもはや出来るならやろうとか出来るだけはやろう、つまりもしできなくても仕方がないという取り組みでは悔いを千載に残すことになりましょう。

迫り来る大転換の節目は、ある意味でお産に似ていて、産みの苦しみの後に新生人類社会が誕生するのですが、世界の世話役になる新生日本が出来損ないに生まれては、その損失は計り知れません。

破壊が終わった後の創造の段階の青写真など、全力で整備に努めていますが、多くの理解者の支援に浴しているとはいえ今までのところ、その進み具合は満足なものではありません。

次世代型シンクタンク技術の担い手の発掘及び育成そのものの技術革新の道を正面から研究開発の課題として取り組もうとしている昨今ですが、一方で有志のネットワークの間に、事の緊急性・重要性に関して再認識を訴えたいのです。

そして、身近な勉強や研修の場への誘い合わせ、すでに一部に見られる子弟の進路選択に当たっての勘案などの動きを広め、少しでも層を厚くする中から、本物の適合人材が現れてくる可能性を高めていきたいと考えます。

関連の勉強はいずれにせよ役立つもので、シンクタンク要員にならなくても、本人にとって人生を変えるだけの有効性があると思います。

こうした発信にも何人の方が反応してくださるか分かりませんが、機会あるごとにお伝えする次第です。

併せてこれまでご協力いただいている方々に心から感謝申し上げます。


(旧メッセージナウ2005年8月20日記事より)