日本一明るい少年 (その1)2005.10/31

これは私が長男を授かったときの子育てにあたってのテーマでした。

どこまで基調欣度の高い子供に育てることができるか、この子で試みてみようと思ったのです。


高欣度国家を論ずるためには、まず我が家を高欣度家庭に、とくに次世代を柔軟性のある乳幼児の段階から高欣度に導く・・という理屈を深く考えたわけでもありませんが、何か意義あることのような気がしてそれを決めました。


親がしょっちゅう笑っていれば赤ん坊もそれを模倣するはずだと思い、とにかく明るくにこやかな雰囲気をつくることに徹しました。

言葉の通じない乳幼児に対しては、雰囲気こそ最大の言語(伝達物)といってもよいと考えられます。


抱っこして赤ちゃんのおなかと自分のおなかを合わせて、ハッハッハと笑うと、腹筋の動きが伝わって赤ちゃんも笑い顔をするのでした。


この反応の誘発を濃密度に折込んだ、「日本一明るい少年の歌」という歌を作って「眠り型」ならぬ「笑み型」の子守歌とし、来る日も来る日も浴びせかけるごとくに、笑顔モードを共有しました。


その結果、あたかも沸騰したヤカンのような、あるいは衰えを知らぬハリケーンのような、朝から晩まで超上機嫌な幼児が出現したのでありました。


(旧メッセージナウ2005年11月5日記事より)