身辺の一工夫・割り箸付属の爪楊枝2007.2/14

割りばしの箸袋に爪楊枝が一本入っていることがあります。

その場では使わないが後で必要になる可能性があり、そこに置いて行くのはもったいないが、爪楊枝一本を裸で持っていこうとしても、利便上、衛生上どうかと思われるものです。


そのとき、空いた箸袋を利用して爪楊枝を袋入りに加工する方法を考えました。

要はその加工の手順です。


箸袋はあらかじめ頭の端っこに近いところを破って箸を出します。


大抵の箸袋には横と底の部分にのりしろのような接着帯があります。


便宜上、箸袋の一面を表、反対面を裏とします。

1.爪楊枝を箸袋の底に落とし込みます。

2.底の接着帯を裏へと折り返して短くします。

3.開口側を爪楊枝の端で裏へと折り返します。

4.底部から1~2cm先で、開口側をちぎります。

5.開口側の端を底部から裏へと折り返します。

6.底部付近の横の接着帯を先細、斜めに裏へと折り返します。

7.折った底部の先を開口部へと差し込みます。

8.折り重なった部分を押さえて平たくすれば出来上がりです。


こうしてポケットやポーチ等に入れて行けば、必要なときに出して使うのに便利で清潔です。


こうした細かいことは、

「何とかならないかな」

と考え始めるか、いつまでも何とも思わないかが分かれ目で、その分かれ目のような所に意識が差し掛かりやすい思考習慣があるか、まったく近づきもしない傾向にあるかが、さらに根本のところで可能性の違いを生じます。


今回は内容がたまたまオジサン的関心事で、ささいな事柄でしたが、研究・工夫全般についても同様の構図がありますので、専門分野だけでなく、いわばみんなが素人の、ありふれた日常で「工夫反応」が見られるかどうかは研究適性の反映とも考えられます。


(旧メッセージナウ2007年3月20日記事より)